発音できたらリスニング力がつくというのは間違い
「発音はやった方がいいよ。」「発音できるようになるとリスニングができるようになるよ。」
という人がいるがそれは厳密にいうと間違っています。
正しくは、「アメリカ発音ができるようになるとアメリカ英語のリスニングができるようになるよ。」
です。
こんなことを言い出したらインド人の英語が聞き取れないという人に対して「じゃあインド人の英語の発音ができるようになればいいよ。」
言い出す人が現れるかもしれません。
そんなことをしていたら聞こえない英語があるたびにその国のなまりをモノマネし始めないといけなくなります。
英語が世界の共通語である今、英語をアメリカ人とだけ話すために学んでいる人はかななり少ないと思います。
イギリス人と話すためだけに学んでいる人も少ないと思います。
多くの人が英語を学んでいる理由は日本以外の母語の異なる人とコミュニケ―ションを取るためではないでしょうか。
どこの国の人も聞き取りやすい英語を発音するためにイギリス英語の発音やアメリカ英語の発音をマスターするのはとてもいいことだと思います。
しかしリスニングのために発音をできるようにする必要は全くないと思います。
そんなことをしなくても高いリスニング力がつくことは日本人通訳がひどい日本語なまりの英語を話しても通訳の業務を完璧にこなしていることからもわかると思います。
なまりのある英語を聞き取れるようになるコツは
で紹介しました。この方法を使えば日本人はどこの国の人のリスニング練習を始めれば無理のないようにリスニング力を付けれるのかがわかるようになります。
ぜひご覧ください。
今日は以上です。英会話講師あべたろうでした!また明日。