効率的より効果的

一石二鳥という言葉があります。
1つのことをすることで2つのことを成し遂げれるので効率の良さから英語の勉強法などにも応用して英語で本を読んだり、英語でニュースを聞いたりしている人がいると思います。
しかしそういった勉強法は逆にかなり時間を無駄にしている可能性があります。

今日はなぜそういった勉強法が時間の無駄なのか、どうすれば効果的に英語力を上げれるかについてお話ししたいと思います。

まず英語で何かを勉強している人の中にはそれだけで効率的なように考えている人がいます。
たしかに1つのことで2つのことができるので効率的です。
しかし、それは効果的だとはいえません。

例えば、ぼくは日本語訳の本が出ていたら英語で本を読むことは絶対にありません。
というのもある本を日本語で読むと一時間かかるとすると母語でない英語で読むときは3倍かそれ以上かかってしまいます。
これはニーチェの言葉の翻訳をした白取春彦さんも彼の本のなかで外国語はどんなに上達しても母語の三分の一が限界だと言っています。
本を読むことの目標は情報を得ることなので日本語だと1時間で得れる情報が英語だと3時間かかるとすると少なくても2時間は無駄にしていることになります。
またその洋書を読んでいる間に覚えた単語などを単語帳で身につけるとすると2時間はかからないはずです。

結論として2つの行動の目的を明確にしてそれぞれかかる時間を計算しないと一石二鳥で効率的に勉強しているつもりが、1つずつ片付けていくより時間を無駄にしている可能性があるということです。

ではまた明日!